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Révision Du Livre

平和を愛する男がチョイスするブックガイド

2013年12月に登録した読書リスト

私はこのブログ以外にも2つBlogを書いているのだが、ここ最近、ブログを更新する機会がめっきり減った。 理由は簡単で、単に忙しいからである…といえば聞こえはいいが、要は、怠惰なるままにネットの世界に耽溺していただけの話である。自分では「このままではいけない」と思ってはいるのだが、生来の怠け癖はいかんともし難い。 映画を取り上げるブログは、昔運営していたブログからの記事を転載しているだけだし、社会運動系のBlogに至っては、MLに流れている宣言文を転載しているだけに過ぎない。興味があるシンポにはマメに顔を出し、その様子をネットにまとめてはいるのだが、それが精一杯という感じ。タイピングが遅いうえ、数年来から指の腱鞘炎という持病を抱え、長時間タイピングすると症状が悪化するため(寒季はそれが顕著だ)、それがブログ更新から遠ざかっている原因になっている。 最近の空き時間は「読書メーター」というサイトに入り浸っていることが多い。 このサイトのいいところは「読みたい」本を手軽に登録できるところである。 ところが、この「手軽に」というのがくせ者で、調子に乗ってホイホイ「読みたい本」を登録しているうちに、アカウント登録から現在まで「読みたい本」が2,000冊を突破してしまった。さらに困ったことに、私は外出するたびに書店に足を運び、ちょっと興味のある本を「ジャケ買い」してしまうという困った習性があるから、自宅の部屋には積ん読本がどんどんたまっている。本を読むスピードも、加齢とともにどんどん低下しているのも自覚している。さらに過去に行ってきた美術展カタログ、参加したシンポジウムの冊子も「積ん読」としてたまる一方である。そんなこんなで「読みたい本」「(活動を行ううえで)読まなければならない本」は年毎にたまる一方なのである。やれやれ、困ったものである。

というわけで、先月「読破済み」に登録した書籍について、簡単に感想を書いてみたい。

2013年12月の読書メーター

読んだ本の数:9冊 読んだページ数:1863ページ ナイス数:6ナイス

COPPELION(19) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(19) (ヤンマガKCスペシャル) 読了日:12月4日 著者:井上智徳
DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2013年 12月号 [雑誌]DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2013年 12月号 [雑誌] 読了日:12月4日

COPPELION(20) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(20) (ヤンマガKCスペシャル) 読了日:12月8日 著者:井上智徳
進撃の巨人(12) (講談社コミックス)進撃の巨人(12) (講談社コミックス)

読了日:12月10日 著者:諫山創
素顔の医者―曲がり角の医療を考える (講談社現代新書)素顔の医者―曲がり角の医療を考える (講談社現代新書) 読了日:12月11日 著者:中川米造
女王たちのセックス女王たちのセックス 読了日:12月17日 著者:エレノア・ハーマン
革命機ヴァルヴレイヴ 流星の乙女 (1) (電撃コミックスNEXT)革命機ヴァルヴレイヴ 流星の乙女 (1) (電撃コミックスNEXT)

読了日:12月23日 著者:大堀ユタカ
ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス) 読了日:12月27日 著者:末次由紀
日本の恋の歌 貴公子たちの恋日本の恋の歌 貴公子たちの恋 読了日:12月30日 著者:馬場あき子
読書メーター

COPPELION

COPPELION第19巻

COPPELION第20巻

関東圏にあった原発が全てメルトダウンし、高濃度の放射性物質で汚染されたために居住不可能になった首都圏。そこに取り残された人々を救う、特殊能力を持った女子高生の奮闘を描く漫画である。 取り上げられたテーマがテーマで、原発推進派から「こんなことあり得ない」と叩かれつつもアニメ化の計画が進んでいたが「3.11」のために、計画はいったん白紙に。それを乗り越えて無事アニメ化されたが地上波で放映されず、並行して進められているDVD化も、大規模店以外では取り上げられないという不遇を託(かこ)っている。いかにこの国のメディアが「原子力ムラ」に汚染されているかがよくわかるエピソードである。上記2巻では、自衛隊所有の潜水艦を使って羽田から脱出しようとするグループと、それを妨害しようとするグループの戦いを掲載している。

DAYSJAPAN 12月号

今回のテーマに貫かれているのは「(弱者の)人権」。 カンボジアの子供達が置かれている状況、日本の片隅でひっそりと暮らす日系ブラジル人達、「在特会」に代表される「ヘイトスピーチ」に抗(あが)らうひとたちの闘い、尖閣問題で苦悩する沖縄県民の苦悩を取り上げている。これらのことは、大メディアでは絶対に紹介されない。

進撃の巨人 第13巻

シリーズ合計で2,500万部を突破した、大ヒット漫画の最新刊。今年アニメ化され、そちらも大いに反響を呼んだ。 「鎧の巨人「超大型巨人」に拉致された主人公が、命の危険を顧みない仲間達の献身的な働きにより、無事に彼らの元に戻る。 と同時に、新たなる謎が提起されるなど、さらなる波乱の予感が…

素顔の医者ー曲がり角の医療を考えるー

20年以上に発行された本を登録。 写真がないところを見ると、絶版扱いなのだろう。 医療者の気質は、おそらく20年前も今も変らないと思われる。

女王達のセックス

タイトルは過激だが、一言で言えば「貴婦人達だって自由に恋愛をしたかった」ということ。 当時の西洋の貴族社会に属する女性にとって「自由恋愛」は、時には命の危険性を伴うのである。 エカテリーナ二世、ダイアナ妃の自由奔放な男性遍歴は、おそらくセックス依存症によるものではないだろうか? 後者では明らかにセックス依存症の可能性があったことを指摘されているし、前者の愛人は、公式には10人前後だといわれているらしいが、50歳代以降になっても「一夜限りの男」がいたということは、セックス依存症だったとしか考えられない。 エカテリーナは50代半ばになると、醜く太ってしまったらしいが、夜の相手をする「愛人」の精神的苦痛は相当なもので、むしろ彼らは「お役御免」になって嬉しかったのでは?と慮ってみる。

革命機ヴァルヴレイヴ 流星の乙女 第1巻

鳴り物入りでスタートしたが、構成・展開・脚本があまりにもお粗末で「よかったのは、™レボリューションと水樹奈々がコラボした2曲のOpテーマだけ」という評価を、ネット上のアニオタから下された「革命機ヴァルヴレイヴ」のスピンオフ作品の一つ。この作品は本作の「Wヒロイン」の一人である流木野サキの、アニメ本編で取り上げられなかったエピソードを収録している。 いじめ・芸能界の謀略・親からの虐待・学校内での孤立と、サキの凄絶な過去が紹介されているが、本編以上に尺不足と突っ込みの浅さが垣間見られるのが残念。かなり熱烈なファンでない限りは読まない方が無難か?

ちはやふる 第22巻

年末に最新刊が刊行されたが、本書を読んだのはその直前。 本作品は「百人一首」「競技かるた」を題材に取ったものである。 作者はこの作品を手がける前に、当時連載していた作品で盗作騒動を起こし、数年間休筆を余儀なくされていた。 ほとぼりが冷めて活動を再開した本作品が大ヒットし、アニメ化も2度行われた。 一般からは「競技かるた」は優雅な世界と思われているが、実際は汚い駆け引きなどは日常茶飯事で、スポーツ選手並みの体力が要求される過酷な世界であることがよくわかる。

日本の恋の歌 貴公子たちの恋

傘寿(80歳)を超えてなお旺盛に作歌・執筆活動を展開している歌人・馬場あき子さんが「万葉集」「古今和歌集新古今和歌集」に採録された「男性が女性に送った恋の歌」について論じたものである。 万葉~平安時代前期(平氏が実権を握るまで)の貴人達は、恋文(現代でいうラブレター)とともに自分の気持ちを歌に託した。送った歌に対する「返歌」も掲載され、恋の行方がどうなったのかもしっかり考察されている。ただし書かれている内容をきちんと理解するためには、有識故実や当時の風習についての理解が不可欠であり、その意味では難しい本でもある。 「月刊 短歌」(角川書店発行)の連載「日本の恋の歌」を加筆・訂正・再構成した作品である。